クリニックのホームページが「安全ではありません」と警告されてしまう。この状況、あなたの医院は大丈夫でしょうか?
近年、患者は診療所を探す際にGoogle検索を利用し、公式ホームページを訪れます。しかし、HTTPS化が未対応のサイトでは「このサイトは安全ではありません」という警告が表示され、せっかくの訪問者が不安を感じて離脱するケースが増えています。実際、Googleの調査によると、HTTPS対応していないサイトは訪問者の約70%が即座に離脱するというデータもあります。
さらに、GoogleはHTTPS化をSEO評価の重要な要素としており、HTTPS非対応のサイトは検索順位が下がるリスクも抱えています。「新規患者の集患がうまくいかない」「検索順位がなぜか伸び悩んでいる」これらの課題は、もしかするとHTTPS未対応が原因かもしれません。
では、HTTPS化によってクリニックのホームページはどのように改善されるのか?費用や手間はどれくらいかかるのか?本記事では、クリニックがHTTPS対応を行うべき理由から、導入の具体的な手順、注意点までを徹底解説します。この記事を読むことで、患者の信頼を獲得し、検索順位を向上させるための最適な方法が明確になります。
医科・歯科専門HP制作会社|Medicalgritsは、クリニックのホームページ制作を通じて集患をサポートします。患者様に選ばれるデザインと情報設計により、クリニックの魅力を最大限に引き出し、診療予約の増加を目指します。漫画や動画、SNS活用も取り入れ、オンラインでの集客力を高めます。各クリニックの特色に合わせたホームページ制作で、患者様との信頼関係を構築し、効果的な集患を実現します。

医科・歯科専門HP制作会社|Medicalgrits | |
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クリニックのホームページをhttps化する重要性
なぜ医療機関のWebサイトはHTTPS対応が必須なのか?
近年、インターネット上のセキュリティ対策がますます重要視されており、特に医療機関のWebサイトにおいてはHTTPS対応が必須となっています。HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)は、SSL(Secure Sockets Layer)やTLS(Transport Layer Security)といった暗号化技術を活用し、インターネット上の通信を保護する仕組みです。
医療機関のホームページは、一般的な企業サイトと比較して、患者の個人情報や診療予約、電子カルテなどの機密性の高いデータを扱うことが多いため、セキュリティリスクがより深刻です。HTTPS化によってデータの暗号化が行われることで、第三者による不正アクセスや盗聴、改ざんのリスクを大幅に低減することが可能になります。
また、Googleは2018年以降、HTTPS対応がSEOランキングに影響を与える重要な要素であると公言しています。つまり、HTTPS化されていないWebサイトは検索エンジンの評価が下がり、検索結果での順位が不利になってしまう可能性があるのです。特に、Google ChromeではHTTPSに対応していないサイトに対し、「安全ではありません」といった警告が表示されるため、患者が不安を感じてしまい、クリニックの信頼性を損なう恐れもあります。
このような背景から、クリニックのWebサイトにおいてHTTPS対応は単なるオプションではなく、必須の対策といえます。
HTTPS化しないとどんなリスクがあるのか?
HTTPS対応を行わない場合、クリニックのWebサイトはさまざまなリスクにさらされることになります。具体的には、以下のような問題が発生する可能性があります。
1. 患者の個人情報が盗まれるリスク
クリニックのWebサイトでは、オンライン診療予約や問い合わせフォームを通じて、患者の名前、電話番号、メールアドレス、症状などの個人情報が入力されることが一般的です。しかし、HTTPS化されていないサイトでは、これらのデータが暗号化されずに送信されるため、第三者によって盗み見られる危険性があります。特に、公共のWi-Fiや不正アクセスを試みる悪意のある攻撃者にとって、HTTPサイトは格好の標的になります。
2. サイトが改ざんされるリスク
HTTPS非対応のWebサイトは、通信が暗号化されていないため、第三者による改ざんが容易です。例えば、悪意のあるハッカーがWebページのコンテンツを変更し、患者を偽のサイトへ誘導するフィッシング詐欺の手口に利用する可能性があります。これにより、クリニックの信用を失うだけでなく、患者が詐欺被害に遭うリスクも高まります。
3. 検索順位が低下し、集患に悪影響を及ぼす
GoogleはHTTPSをランキングシグナル(検索順位を決める要因)の1つとして評価しており、HTTPS非対応のサイトはSEO面で不利になります。Googleのアルゴリズムでは、同じコンテンツのWebサイトがあった場合、HTTPS化されたページのほうを優先して表示する傾向があります。つまり、HTTPS化されていないクリニックのホームページは、検索順位が下がり、結果として新規患者の流入が減る可能性が高いのです。
4. ブラウザの警告表示による患者離れ
Google Chromeをはじめとする主要ブラウザでは、HTTPS非対応のサイトにアクセスすると「この接続は安全ではありません」という警告が表示されます。特に、医療機関のWebサイトを訪れる患者は、安全性を重視する傾向が強いため、こうした警告が表示されると不安を感じ、別のクリニックを選ぶ可能性が高まります。結果として、競合クリニックに患者を奪われてしまうリスクが発生します。
SEOとHTTPSの関係性
SEO(検索エンジン最適化)において、HTTPS対応は重要な要素の一つです。Googleは「HTTPSはランキング要因の1つである」と明言しており、HTTPS化されたサイトの評価を優遇しています。
1. HTTPS対応によるSEOメリット
HTTPSに対応することで、クリニックのWebサイトは以下のSEOメリットを享受できます。
- 検索順位の向上:GoogleはHTTPSをランキングシグナルとして活用しているため、HTTPS化することで検索順位の向上が期待できます。
- クリック率(CTR)の改善:HTTPS対応サイトは、検索結果ページ(SERP)で「保護された通信」として表示されるため、ユーザーの安心感を高め、クリック率の向上につながります。
- 滞在時間の増加:セキュリティが強化されたサイトは、ユーザーの離脱を防ぎ、より長い時間サイトに滞在してもらえる可能性が高まります。
2. HTTPS化の具体的なSEO対策
HTTPS対応をすることで、以下のような具体的なSEO効果が期待できます。
- リファラーデータの正確な取得
HTTPサイトの場合、Googleアナリティクスなどの分析ツールでリファラーデータ(流入経路情報)が正しく取得できないことがあります。しかし、HTTPS対応を行うことで、正確なデータを把握し、より効果的なマーケティング施策を立てることが可能になります。 - モバイルファーストインデックス(MFI)への対応
Googleはモバイルファーストインデックスを採用しており、モバイルユーザー向けのサイト最適化がSEOにおいて重要視されています。HTTPS対応は、モバイル検索結果での評価向上にもつながるため、クリニックのオンライン集患において不可欠な要素となります。 - コアウェブバイタル(Core Web Vitals)との関係
Googleはページエクスペリエンス(Core Web Vitals)をランキング要因の一つとしており、HTTPS対応は「安全なブラウジング(Safe Browsing)」の観点からも評価されます。つまり、HTTPS化は単なるセキュリティ対策ではなく、Googleの検索アルゴリズムにおいても優位性をもたらします。
患者の信頼を高めるためにHTTPSが不可欠な理由
医療機関のホームページは、患者との信頼関係を築く上で重要な役割を果たします。HTTPS化は、患者に「このクリニックは安全に情報を扱っている」という安心感を与え、信頼の獲得につながります。
- クリニックのブランドイメージ向上
HTTPS対応しているWebサイトは、Google Chromeのアドレスバーに「鍵マーク」が表示されるため、患者にとって信頼できるサイトと認識されます。 - 個人情報保護による安心感
患者は自身の個人情報が適切に管理されているかを気にします。HTTPS対応により、データの漏洩リスクを防ぎ、安心してオンライン予約や問い合わせを利用できるようになります。 - 競合クリニックとの差別化
HTTPS非対応のクリニックがまだ存在する中、いち早くHTTPS化を行うことで、他院との差別化を図ることができます。
HTTPS化は、クリニックのWebサイトを安全かつ信頼性のあるものにするために不可欠な要素です。適切に対応することで、患者の信頼を獲得し、SEO効果も最大化することが可能になります。
クリニックのホームページをHTTPS化する手順と方法
HTTPS対応に必要な基本ステップ
インターネット上でのセキュリティ強化が進む中、クリニックのホームページのHTTPS化は、患者の信頼を獲得し、SEO対策を強化する上で欠かせません。ここでは、クリニックのWebサイトをHTTPS対応にするための具体的な手順と設定方法を解説します。
クリニックのホームページをHTTPS対応にするためには、以下の基本ステップを踏む必要があります。
1. SSL証明書の取得
HTTPS対応には、SSL(Secure Sockets Layer)またはTLS(Transport Layer Security)証明書が必要です。これにより、Webサイトと訪問者のブラウザ間の通信が暗号化され、安全性が確保されます。
2. サーバーにSSL証明書をインストール
取得したSSL証明書をクリニックのWebサイトがホストされているサーバーにインストールし、HTTPS通信を有効化します。
3. Webサイトのリダイレクト設定
HTTPからHTTPSにリダイレクトすることで、訪問者が必ず安全なHTTPSページにアクセスできるように設定します。
4. 内部リンクの修正
Webサイト内のすべてのリンクをHTTPSに変更し、混在コンテンツ(HTTPとHTTPSが混在する状態)を防ぎます。
5. Google Search Consoleの再設定
HTTPS化後は、新しいHTTPSサイトとしてGoogle Search Consoleに登録し、検索エンジンに正しく認識されるようにします。
無料SSLと有料SSLの違い
SSL証明書には、無料のものと有料のものがあります。クリニックのホームページに適したSSL証明書を選ぶために、それぞれの特徴を比較してみましょう。
項目 | 無料SSL | 有料SSL |
費用 | 無料 | 年間数千円〜数万円 |
発行元 | Let’s Encryptなど | 企業認証局(DigiCert、GlobalSignなど) |
信頼性 | 一般的なセキュリティ対策 | 企業や医療機関向けの高信頼性 |
更新頻度 | 90日ごとに更新 | 1年〜3年ごとの更新 |
サポート | なし(自己管理) | 電話・メールサポートあり |
適用対象 | 小規模サイト向け | 医療機関や企業サイト向け |
SEO影響 | 影響なし | 高信頼性によりユーザーの安心感が向上 |
クリニック向けの推奨SSL証明書
医療機関のWebサイトでは、患者の個人情報を扱うため、有料SSL証明書(EV SSLやOV SSL) の導入が推奨されます。これにより、より高い信頼性を確保でき、患者の安心感を向上させることが可能です。
HTTPS化後にやるべきリダイレクト設定と内部リンク修正
1. HTTPからHTTPSへリダイレクトの設定
HTTPS化後に、古いHTTPアドレスへアクセスした際に自動的にHTTPSへリダイレクトされるように設定する必要があります。リダイレクトを行わないと、SEO評価が分散してしまう可能性があるため、適切に設定しましょう。
リダイレクト設定の方法(Apacheの場合) .htaccess
ファイルを編集し、以下のコードを追加します。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [L,R=301]
2. 内部リンクの修正
クリニックのWebサイト内のリンクがHTTPのままだと「混在コンテンツ」となり、セキュリティ警告が表示される可能性があります。そのため、以下の対応を行います。
- HTML・CSS・JavaScriptファイル内のHTTPリンクをHTTPSに変更
- 画像や動画のURLもHTTPSに修正
- 外部サービスの埋め込み(GoogleマップやSNSウィジェットなど)もHTTPS対応のものを利用
主要レンタルサーバー別のSSL導入マニュアル(Xserver、さくらなど)
クリニックのWebサイトをHTTPS化する際、利用するレンタルサーバーによってSSL証明書の設定方法が異なります。主要なレンタルサーバーでのSSL設定手順を紹介します。
Xserver(エックスサーバー)のSSL設定方法
- Xserverの管理パネルにログイン
- 「SSL設定」メニューを開く
- HTTPS化したいドメインを選択し、「無料独自SSLを設定する」をクリック
- 10分ほど待つと、SSLが適用される
.htaccess
ファイルでリダイレクトを設定し、HTTPSを強制適用
さくらインターネットのSSL設定方法
- さくらのレンタルサーバー管理画面にログイン
- 「ドメイン/SSL設定」から対象ドメインを選択
- 無料SSL(Let’s Encrypt)または有料SSLを選択
- 必要な情報を入力し、証明書を発行
- SSL設定完了後、リダイレクトと内部リンクの修正を実施
ロリポップのSSL設定方法
- ロリポップのユーザーページにログイン
- 「セキュリティ」メニューから「独自SSL証明書」を選択
- SSLの種類を選択(無料または有料)し、設定を適用
- 数時間〜1日ほど待ってSSL証明書が適用される
- HTTPからHTTPSへのリダイレクトを設定
クリニックのホームページをHTTPS化することは、セキュリティの強化だけでなく、SEO対策や患者の信頼獲得にも直結する重要な施策です。HTTPS対応のためには、以下の手順を確実に実施しましょう。
- SSL証明書を取得(無料SSL or 有料SSLを選択)
- サーバーにSSL証明書をインストール
- HTTPからHTTPSへリダイレクト設定を実施
- 内部リンクや画像URLをHTTPSに修正
- Google Search Consoleの再設定
これらを適切に行うことで、安全で信頼性の高いクリニックのWebサイト運営が可能になります。特に医療機関のホームページでは、患者が安心して情報を提供できる環境を整えることが最優先事項となります。今後のWeb運営のためにも、HTTPS化の重要性を理解し、適切な対応を行いましょう。
HTTPS化後の確認事項と運用ポイント
HTTPS化後にGoogle Search Consoleで設定すべきこと
クリニックのホームページをHTTPS化した後も、正しく運用しなければ十分な効果を得られません。HTTPS対応後の確認事項や運用ポイントをしっかりと把握し、安全で信頼性の高いサイト運営を行うことが重要です。本記事では、Google Search Consoleの設定方法、起こりうるエラーとその対処法、SSL証明書の管理方法、個人情報保護のための追加セキュリティ対策、そしてサイトのパフォーマンス最適化について詳しく解説します。
Google Search Console(GSC)は、Webサイトの検索パフォーマンスを監視し、Googleのインデックス状況を把握するためのツールです。HTTPS化後は、新しいURL(https://〜)をGoogleに正しく認識させるために、以下の設定を行いましょう。
1. 新しいHTTPS URLをSearch Consoleに登録
HTTPS化後は、Googleが新しいURLを適切に認識できるように、以下の手順でSearch Consoleに登録を行います。
- Google Search Consoleにログイン
- 「プロパティの追加」をクリック
- 「URLプレフィックス」にHTTPSのURL(例:
https://clinic-example.com
)を入力し、「続行」をクリック - 推奨される方法でサイト所有者の確認を行う
- 以前のHTTPサイトが登録されている場合は、リダイレクトが適切に機能しているか確認する
2. サイトマップ(XML)の更新
HTTPS対応後は、新しいサイトマップを作成し、Googleに送信する必要があります。
- 新しいHTTPS URLでサイトマップを作成(例:
https://clinic-example.com/sitemap.xml
) - Search Consoleの「サイトマップ」セクションで新しいサイトマップを追加
- 旧サイトマップ(HTTP)が残っている場合は削除する
3. インデックス登録のリクエスト
HTTPS化したページがGoogleに早く認識されるよう、手動でインデックス登録をリクエストできます。
- 「URL検査ツール」にHTTPS化したページのURLを入力
- 「インデックス登録をリクエスト」をクリック
- サイト内の重要なページを優先的に登録
HTTPS化後に起こる可能性のあるエラーとその対処法
HTTPS化後には、いくつかの技術的な問題が発生する可能性があります。以下に代表的なエラーとその対処方法を紹介します。
1. HTTPSとHTTPの混在(Mixed Content)
問題点: サイト内の一部コンテンツ(画像、CSS、JavaScriptなど)がHTTPのままになっていると、ブラウザが「安全ではないコンテンツ」と警告を表示する。
対処法:
- Webサイト内のリンクや画像URLをHTTPSに変更
- CMS(WordPressなど)の設定を変更し、メディアファイルのURLをHTTPS化
src="http://〜"
のリンクをsrc="https://〜"
に置き換え- Search ConsoleやChrome DevToolsを使用し、問題のあるコンテンツを特定
2. 301リダイレクトの設定ミス
問題点: HTTPからHTTPSへのリダイレクトが正しく設定されていない場合、訪問者や検索エンジンが正しくアクセスできない。
対処法:
.htaccess
(Apache)またはnginx.conf
でリダイレクトを設定
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [L,R=301]
- リダイレクトループが発生していないか確認
- Google Search Consoleでリダイレクトの状態をチェック
3. 旧URL(HTTP)へのリンクが残っている
問題点: サイト内にHTTPのままのリンクがあると、SEO評価が分散し、検索順位の低下を招く可能性がある。
対処法:
- WordPressやCMSの「サイトURL設定」を更新し、HTTPSに変更
- データベースの一括置換ツール(Better Search Replace など)を利用して旧URLを更新
SSL証明書の定期更新を忘れないための管理方法
SSL証明書は有効期限が設定されており、期限が切れるとHTTPS通信ができなくなります。これを防ぐために、定期的な更新作業が必要です。
1. SSL証明書の有効期限を確認する
- Chromeでサイトを開き、鍵マークをクリック → 証明書の有効期限を確認
コマンドで確認(Linux)
openssl s_client -connect clinic-example.com:443 | openssl x509 -noout -dates
2. SSL証明書の更新方法
SSLの種類 | 更新方法 | 更新頻度 |
Let’s Encrypt(無料SSL) | 自動更新または手動更新 | 90日ごと |
有料SSL(DV/OV/EV SSL) | 証明書を再発行し、サーバーにインストール | 1〜3年ごと |
- 無料SSLの場合: Certbotなどの自動更新ツールを利用
- 有料SSLの場合: 証明書を購入した認証機関の手順に従い、再発行&インストール
患者の個人情報を守るための追加セキュリティ対策
HTTPS対応だけでは、患者の個人情報を完全に保護できるわけではありません。さらに強固なセキュリティ対策を講じることが重要です。
1. 強力なパスワードポリシーの適用
- 8文字以上、英数字・記号を含む複雑なパスワードを使用
- 定期的にパスワードを変更し、二要素認証(2FA)を導入
2. WAF(Web Application Firewall)の導入
- 不正アクセスやDDoS攻撃を防ぐため、WAFを設定
- 主要なレンタルサーバー(Xserver、さくらなど)にはWAF機能が標準搭載
3. 患者情報の暗号化
- データベース内の個人情報を暗号化
- フォーム送信時にSecure Sockets Layer(SSL)を利用
HTTPS化でサイト速度が低下する?パフォーマンス最適化の方法
HTTPSは通信を暗号化するため、HTTPよりも処理負荷がかかります。しかし、適切な対策を行うことで、サイト速度の低下を最小限に抑えることが可能です。
1. HTTP/2の利用
- HTTP/2はHTTPSが必須で、従来のHTTP/1.1よりも高速
- ほとんどのレンタルサーバーでは標準対応
2. キャッシュを活用
Expires
ヘッダーを設定し、ブラウザキャッシュを有効化- WordPressの場合、WP Super Cache や W3 Total Cache を利用
3. 画像・CSS・JavaScriptの最適化
- 画像を圧縮(TinyPNG、WebP変換)
- CSSやJavaScriptを縮小(minify)
クリニックのホームページをHTTPS化した後は、Google Search Consoleの設定、リダイレクト確認、SSL証明書の定期更新、追加のセキュリティ対策、サイト速度の最適化など、多くの管理が必要です。適切な運用を続けることで、安全で信頼性の高いサイトを維持し、SEO効果も最大化できます。
まとめ
クリニックのホームページをHTTPS化することは、単なるセキュリティ対策ではなく、患者の信頼を獲得し、検索エンジンでの評価を向上させるために不可欠な施策です。現在、GoogleはHTTPS対応をランキング要因の一つとしており、HTTPS化されていないサイトは検索順位が低下する可能性があります。また、Google Chromeなどの主要ブラウザでは、HTTPS未対応のサイトに警告が表示され、訪問者の離脱を招くリスクが高まります。
HTTPS化によるメリットは多岐にわたります。第一に、通信が暗号化されることで、患者がオンライン予約や問い合わせを行う際の個人情報が保護されます。これにより、個人情報漏洩のリスクを低減し、クリニックの信頼性を向上させることが可能になります。さらに、SEOの観点からもHTTPSは重要です。HTTPS対応サイトは検索エンジンからの評価が高くなり、結果的に検索順位の向上やアクセス数の増加につながります。
HTTPS化の手順としては、まずSSL証明書を取得し、サーバーにインストールすることが必要です。無料のSSL証明書もありますが、クリニックのように信頼性が求められるサイトでは、有料のSSL証明書(OV SSLやEV SSL)を導入することが推奨されます。その後、リダイレクト設定を行い、サイト内のすべてのリンクをHTTPSに修正します。最後に、Google Search Consoleで新しいHTTPSサイトを登録し、検索エンジンが正しく認識するように設定します。
HTTPS化後も、SSL証明書の有効期限管理や内部リンクの確認、サイトの表示速度の最適化など、定期的なメンテナンスが必要です。特に、SSL証明書は期限切れになるとサイトが正常に表示されなくなるため、自動更新の設定やリマインダーを活用することが重要です。また、HTTPS化によってサイトの表示速度が低下することもあるため、HTTP/2の導入や画像の圧縮、キャッシュの活用などの対策を講じることでパフォーマンスを最適化できます。
クリニックのホームページは、患者が最初に接する情報源であり、信頼性を確保するための重要なツールです。HTTPS化を適切に行うことで、セキュリティを強化し、患者の安心感を高めると同時に、検索エンジンからの評価を向上させることができます。まだHTTPS対応をしていない場合は、早急に導入を検討し、安全で信頼できるウェブサイト運営を目指しましょう。
医科・歯科専門HP制作会社|Medicalgritsは、クリニックのホームページ制作を通じて集患をサポートします。患者様に選ばれるデザインと情報設計により、クリニックの魅力を最大限に引き出し、診療予約の増加を目指します。漫画や動画、SNS活用も取り入れ、オンラインでの集客力を高めます。各クリニックの特色に合わせたホームページ制作で、患者様との信頼関係を構築し、効果的な集患を実現します。

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よくある質問
Q. クリニックのホームページをHTTPS化するにはどれくらいの費用がかかりますか?
A. クリニックのホームページをHTTPS化する費用は、選択するSSL証明書の種類やサーバー環境によって異なります。無料で導入できるSSL証明書(Let’s Encrypt)を利用すれば、費用はかかりませんが、定期的な更新作業が必要です。一方、有料のSSL証明書を導入する場合、年間で5,000円から50,000円程度かかることが一般的です。特に、EV SSLのような高信頼性の証明書を選択すると、さらにコストが上がることがあります。
Q. HTTPS化しないとクリニックのホームページにどんなリスクがありますか?
A. HTTPS化されていないクリニックのホームページは、患者の個人情報を適切に保護できないリスクがあります。特に、オンライン予約フォームやお問い合わせページなどで個人情報を送信する場合、暗号化されていないHTTP通信では、第三者によるデータの盗み見や改ざんの危険性が高まります。また、Google Chromeなどのブラウザでは「このサイトは安全ではありません」という警告が表示されるため、患者が不安を感じ、サイトから離脱してしまう可能性があります。さらに、Googleの検索アルゴリズムではHTTPS対応が評価基準の一つとなっており、HTTPS非対応のサイトはSEO上の不利を被ることが多く、検索順位の低下を招く可能性があります。
Q. クリニックのホームページをHTTPS化した後にすべきことはありますか?
A. HTTPS化を完了した後も、いくつかの重要な作業を行う必要があります。まず、HTTPからHTTPSへリダイレクトが正しく設定されているか確認し、内部リンクがすべてHTTPSになっていることをチェックします。また、Google Search ConsoleにHTTPS版のサイトを登録し、新しいサイトマップを送信することで、検索エンジンが正しくインデックスできるようにします。さらに、混在コンテンツ(HTTPの画像やスクリプトなど)がないかを確認し、すべての要素がHTTPSに対応しているかをチェックすることが大切です。SSL証明書の有効期限管理も重要で、有効期限が切れるとサイトが正常に表示されなくなるため、自動更新の設定を推奨します。
Q. HTTPS化によってクリニックのホームページの表示速度が遅くなることはありますか?
A. HTTPSは通信を暗号化するため、HTTPと比較すると処理に若干の負荷がかかります。しかし、HTTP/2を有効化することで、HTTPS化による速度低下を最小限に抑えることができます。HTTP/2では同時に複数のリクエストを処理できるため、サイトの表示速度が向上し、より快適なユーザー体験を提供できます。また、キャッシュの最適化、画像の圧縮、CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の活用などの対策を講じることで、HTTPS化後もスムーズなページ表示を維持することが可能です。適切な設定を行えば、HTTPS化による速度低下はほとんど感じられないレベルまで最適化できます。
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